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2018年1月入学合格者対談 - 自己紹介


森です。20代後半の男性シングルです。小中高とずっとスポーツに明け暮れてました。その結果、浪人を経験した後、カナダの大学に留学しました。ボストンキャリアフォーラムでコンサルティングの仕事を獲得し、帰国しました。コンサルタントとして、グローバルプロジェクトに携わり、アジア出張したりと、約4年間勤務しました。その後独立し、コンサルティングの会社を興し今に至ります。

今後の目標は、ざっくりですが、起業を通じて世界を少しでもより良くしたいなと思います。引き続き起業して、大手企業に自分の会社を売却できればいいなと思ってます。また、MBAを通じて全く新しい価値観に触れたり、起業できる仲間と会えたらなとも思ってます。

 


市川です。34歳既婚、3歳の息子と1歳の娘がいます。私費留学です。大学を卒業後、就職しないで日雇い派遣やバックパッカーをしていたところシンガポールに流れ着きまして、USテック企業のアジア太平洋本社で雇われて4年ほど働いていました。そのうち別のUSのテック企業が「日本法人を作ったので第一号営業を探している」と声をかけてきまして、日本への転居費用も出してくれるというので、笑、2012年末に戻ってきました。

その会社で2013年頭から5年弱働き、今月退職したところです。勤めている間に日本法人は3人から80人まで拡大しまして、なかなか貴重な経験をさせてもらいました。

IE卒業後ですが、「日本国外、可能であればアフリカ」でのキャリア展開を第一目標に置いています。起業と就職、どちらの選択肢も考えていますが、在学中に共同創業者を見つけてビジネスのプロトタイプを作って投資を受けるところまで持っていけたらベストですね。

ところで中村さんも、子連れですよね。

 


はい、歳は30代半ば、嫁さんと子供の三人暮らしです。大学卒業まで関西で過ごし、大学では経済学を専攻していました。とは言っても、体育会のテニス部に所属していたのでテニスに明け暮れた大学生活でした。大学卒業後は大手化学品メーカーに就職して上京し、7年間最終消費財の営業・企画を担当した後、現在までの数年間、点滴用のバッグや自動車の材料となる素材のEMEA地域の営業・企画を担当しています。B2C・B2B、国内・海外と、幅広くメーカーの営業・企画を経験し、知識・スキルを有していることが個人的なキャリアの強みです。

 


中村さんは、社費派遣ですよね。


はい、Off-JTとして30歳の時に中小企業診断士の資格を取得しました。診断士受験で広く経営全般の知識を学べたことや、診断士として国内中小企業のコンサルティング活動を行ってきたことも、General Managementの視点・思考を養うのに役立っていると思います。そんな中、現業において欧州地域の開拓に成功し、「次は欧州に製造・販売拠点を持つ」というステージまできた中で、「海外子会社の立ち上げ、現地スタッフのマネジメントを担う人材が必要」と思い、会社派遣での留学制度に応募し、留学することとなりました。

 

IE卒業後のキャリアですが、現業の欧州拠点の立ち上げと設立した子会社のマネジメント、もしくは、シリコンバレーにある自社のVenture Capital組織の一員となり、新規事業の創出や買収を行う仕事に従事することを希望しています。

 


さて、みなさんがスクールを選ぶ際に、どんなことが条件でしたか? IEのダイバーシティの高さと国際性はみなさん口をそろえて言うので、それ以外の条件も教えてください。


ランキングも皆言うので、ランキングもはずして考えると、私の場合は、「アントレプレナーシップの強いスクール」が条件でした。理由は三つあります。

 

一つ目は、短期キャリアに必要なことだと感じたからです。前述した欧州での現地事業の立ち上げや社内VCでの活動には、アントレの視点が必要不可欠だと感じました。

 

二つ目は、独学で学ぶ機会がすくないものを学ぶ機会としてMBAを活用したいと思ったからです。これは偏った見方かもしれませんが、FinanceやMarketingであれば、色々な出版物があり、セミナーなどを通じて学ぶ機会も多い。General ManagementやLeadershipは、MBAの必修や活動全体を通じて学べる。一方で、アントレプレナーシップは、それを体系的に、また実践的に学べる機会というのがMBAの場を除いては少ないと感じました。よって、MBAをそれを学ぶ場として活用したいと考えました。三つ目は、私自身が純粋にアントレプレナーシップに興味があるからです。私は子供の頃から何かと新しいことをするのが好きで、自分で家の庭に池を掘って金魚とフナを交配させたり、社会人になってからは、特許の取得や萌え系のマンガと担当商品とのコラボ企画を実施したりしてきました。

 


金魚とフナの交配!すごいですね・・・笑 まさにおうちの池がラボだったんですね。


将来的には個人的なアイデアや思いをビジネスにできればと思っており、IEでのアントレプレナーシップのプログラムを通じ、必要な知識・スキルを身につけたいと思っています。


自分の場合は、MBAランキング上位、かつ日本人があまり行ってないような、フロンティアなところで、起業のネタ探しや、キャリアのエッジが効かせられるMBA をベースにサーチしました。私費であれば、MBAが1年であることは金銭的、費用対効果、キャリアのブランクを考慮すると大変魅力的だと思い、そちらをベースに調べました。また、欧州であれば生徒の平均年齢がUSに比べ高いので、管理職経験者が多く、クラスメートからも学べる事が多いと思い、IEにしました。

 


確かに。年齢層はUSに比べて高めですので、落ち着いた印象ですね。森さんは既に若くして起業を経験してますし、クラスに貢献できることも多いと思いますよ。

 


条件として考えたのは、以下3点でしょうか。

 

まずは、いずれかのグローバルランキングでトップ10に入っていること。MBAは起業等のチャレンジに失敗したときの保険の意味合いもありますし、せっかくなら優秀な人と同級生になりたいので。

 

それから、非英語圏かつ学校の所在地がヨーロッパであること。アジアに住みアメリカ企業で働いてキャリアを進めてきた私にとって、一度も住んだことがなく、地理的文化的に中南米やアフリカに近いヨーロッパのスクールはとてもエキサイティングに思えました。スペインに関しては、正直それほど思い入れはなかったですね。

 

あと最後に、Dual Degree Programがあること。私は1年半でMBAと”Master in Business Analytics and Big Data”の2つの修士号を取得するプログラムで出願し合格したのですが、キャリアの一貫性を保ちながら更なるエッジを作れるという意味で魅力的でした。